子どもの近視を予防する!

「見る育」を始めよう

成長期は近視が進みやすいため、視力低下を防ぐ生活習慣を子どものうちに身につけることが大切です。ここでは、子どもの目の健康を考えた「見る育(みるいく)」について紹介します。

TOPICS

  • 近視を予防するための「見る育」のススメ
  • 毎日の生活に取り入れたい「見る育7カ条」
  • 光と上手に付き合って、成長期の目を守ろう

近視を予防するための「見る育」のススメ

「見る育(みるいく)」とは、健康な目を育むために、どんな行動が目にとってよいこと・わるいことなのかを知ること、そして、目によい生活習慣を身につける考え方です。

ここでは、成長期の子どもたちに身につけてほしい、近視をふせぐ生活習慣を紹介します。毎日の生活の中で賢く光をマネジメントすることが、子どもの目を視力低下から守ることにつながります。

毎日の生活に取り入れたい「見る育7カ条」

1.朝、窓を開けて太陽光を浴びる

UVカットの窓ガラスは、近視の進行をふせぐ可能性が高いバイオレットライトもカットしてしまいます。窓を開けて部屋に直接、太陽の光を取り入れましょう。

2.太陽光を浴びながら登校する

バイオレットライトは太陽光に含まれています。登校時は、バイオレットライトを取り入れるチャンスです。都会では車や電車で通学するケースもありますが、なるべく太陽光を浴びるように工夫しましょう。

3.目と本は30cm以上離す

授業中は、教科書やノートと目との距離は30cm以上離し、明るい場所で読み書きしましょう。1時間勉強したら5〜10分は外を眺めたり、屋外で遊んだりして、目を休ませることも大切です。

4.勉強するときは姿勢よく

机に対してまっすぐ座らずに斜めから本を見たり、ほおづえをついたり、不自然な姿勢で顔を本やノートに近づけると、近視になる可能性があります。勉強するときは背筋をまっすぐ伸ばして座り、両目でまっすぐ本やノートを見ましょう。

自宅で勉強するときは、利き手と反対側にデスクライトを置き、手暗がりにならないように気をつけてください。

5.昼休みはなるべく外で遊ぶ

昼休みや放課後はなるべく外で遊びましょう。屋外活動をすることが近視の予防につながります。

6.就寝前はスマホやゲーム機はなるべく使わない

携帯ゲーム機やスマホ、テレビなどのデジタル機器はブルーライトを発します。太陽光にも含まれるので、日中に浴びるのは問題ありませんが、夜に浴びると生活リズムの乱れや睡眠の質を低下させる原因になります。夜の質の高い睡眠は、脳や目の健全な成長にとって重要です。就寝前はブルーライトを発する機器をなるべく使わないようにしましょう。

また、強いブルーライトを放つデジタル機器を長時間凝視すると、疲れ目のほか、長期的にみた目の健康に影響を及ぼす可能性も指摘されています。日中でもデジタル機器を使うときは輝度を落とす、こまめに休憩をとる、使う時間を制限するなどのルールを設けるとよいでしょう。

7.早く寝る

早めの時間に寝て、しっかりと睡眠をとることが、近視の予防にもつながる可能性があります。そのため、早寝早起きを心がけ、就寝時はなるべく部屋を暗くするようにしましょう。

光と上手に付き合って
成長期の目を守ろう

日中は太陽光を浴び、夜はブルーライトを遮断して、部屋を暗くして休む。このように本来の「光の時間帯」に合った生活をすることでサーカンディアンリズムが整います。サーカンディアンリズムは体内時計ともいわれ、体温や血圧、ホルモン分泌を約24時間周期で調整しています。サーカディアンリズムの乱れは不眠の原因になるだけでなく、さまざまな病気につながることもわかってきました。

1日の光をマネジメントすることは、近視の予防のほか、サーカディアンリズムを整え、身心の成長にも重要な意味があるのです。