ブルーライトと目に関する実験研究

スマートフォンやパソコン、LED電球…ブルーライトにかこまれて生活を送る以上、ブルーライト対策を意識しなければいけません。

「目を守る道具としてポピュラーな存在であるメガネでブルーライト対策をおこなってはどうだろう。」そう考えたJINSの独自の研究によって、ブルーライトカットレンズによるブルーライト対策に驚きの結果が発見されました。

肩こり・目疲れなどの疲れ症状に

習慣的な着用でこりや疲れに改善傾向

習慣的な着用で首・肩の痛みやこりに改善傾向がみられることを確認しました。

■「首・方の痛み」経過 ●ブルーライトカットレンズ着用 ●ダミーメガネ着用

東京大学名誉教授 増田寛次郎先生監修の実験結果を通じて、ブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率38%)の着用で「首・肩の痛み」「首・肩のこり」に改善傾向がみられることを確認しました。

※VDT症候群患者(ディスプレイ作業で目や心身への影響を受けている患者)を対象に、ブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率38%)着用とダミーメガネ着用2グループの健康状態を比較観察(4週間)する実験をおこなった ※自覚症状を「1.良い〜5.悪い」の5段階に分けて計測
※ブルーライトカット率の基準はEN基準EN ISO12312-1:2013に基づき算出(ブルーライトカット率は度なしレンズにて算出)

パソコン作業における目疲れの軽減を実感

オフィス環境におけるパソコン作業時の着用で多くの人が目の疲れの軽減を実感しました。

仮想のオフィス環境で、ブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率38%)着用グループとダミーメガネ着用グループの目の疲労度を測定し比較。終日のパソコン作業後に視神経機能の測定とアンケートを行ったところ、着用グループには「目の疲労度」が低下したという定量的な結果と、「目の疲労度」が改善したと感じる被験者が多くみられました。

※実験時はブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率38%)従来品着用 ※フリッカーテストと呼ばれる、高速で点滅する光を見分ける能力を測定することで視神経機能を診断する実験で目の疲労度合を測りました。 ※南青山アイクリニック東京 井手武先生が実施・監修 ※ブルーライトカット率の基準はEN基準EN EN ISO12312-1:2013に基づき算出(ブルーライトカット率は度なしレンズにて算出)

参照 Effect of Blue Light–Reducing Eye Glasses on Critical Flicker Frequency Ide, Takeshi MD, PhD*†; Toda, Ikuko MD*†; Miki, Emiko MD*; Tsubota, Kazuo MD†

Asia-Pacific Journal of Ophthalmology:
March/April 2015 - Volume 4 - Issue 2 - p 80–85

実際のオフィスでも目や身体への効果を体感

日本マイクロソフト社の社員の皆さんも目や肩の痛みなどへの好影響を実感しました。

日本マイクロソフト社の協力を得てオフィス環境での着用効果を検証。普段はメガネを着用しない487名の社員に、4日間パソコン作業中に着用してもらったところ、「ピントが合わない」、「モニターがギラついて見える」、「首・肩・背中・腰が痛む」、「ストレスを感じる」、「目のまわりや奥が痛い」という5項目に改善傾向がみられました。

※実験時はブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率38%)従来品着用 ※南青山アイクリニック東京 井手武先生が実施・監修
※ブルーライトカット率の基準はEN基準EN ISO12312-1:2013に基づき算出(ブルーライトカット率は度なしレンズにて算出)

南青山アイクリニック東京
井手武先生

その不調の原因も
ブルーライトかもしれません。

肩こりや首の痛み、眼精疲労…。ブルーライトが身体の様々な不調の一因になっているのかも。私たちが生活するなかで当たり前のように浴びているブルーライトは人が見ることのできる光の中でも非常に強い光です。紫外線並みに眩しく、強烈なブルーライトを浴びると知らず知らずのうちに目を細めたり、眩しくて見にくい画面を見るために身体に負担がかかる姿勢のままで作業をすることになります。そのせいで目の筋肉や神経はもちろん、首、肩まわりの筋肉にまで負担がかかり、身体がバランスを崩してしまっているのかもしれません。

寝不足などの疲れ症状に

寝る前のスマホ時の着用で睡眠の質が向上

睡眠ホルモン(メラトニン)の正常な分泌を助けて体内時計の働きを守り、より良い睡眠が得られることがわかりました。

ブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率60%)の着用者とダミーメガネの着用者を比較実験したところ、ブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率60%)の着用者は、睡眠の質をコントロールして自然な眠りを誘う作用がある睡眠ホルモン「メラトニン」をより多く分泌していることが確認されました。

※実験時はブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率60%)着用 ※就寝前に2時間のスマートフォン作業をおこなった状態で、尿中の睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌量を計測 ※実験は慶應義塾大学医学部眼科学教室 綾木雅彦先生が実施・監修
※ブルーライトカット率の基準はEN基準EN ISO12312-1:2013に基づき算出(ブルーライトカット率は度なしレンズにて算出)

参照 Protective effect of blue-light shield eyewear for adults against light pollution from self-luminous devices used at Night. Ayaki M1, Hattori A2, Maruyama Y2, Nakano M2, Yoshimura M1, Kitazawa M1, Negishi K1, Tsubota K1.

Chronobiology Int., 2016. 33(1):134-9

オムロン ヘルスケア(株)「ねむりラボ」と共同実験を実施
睡眠への効果をオムロン「ねむり時間計」で確認

オムロン ヘルスケア(株)の「ねむり時間計」によって、寝つき時間が短縮することを確認しました。

オムロン ヘルスケア(株)の「ねむり時間計(HSL-002C)」による測定で、ブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率60%)を着用することによって、寝つきにかかる平均時間が約10%短縮。さらに眠りに悩む人に限定すると約18%とより大きな時間の短縮を定量的に確認。被験者には自分の睡眠を測って知ることで、睡眠やブルーライトカットへの興味を持ってもらうこともできました。

※20〜40代男女22人を対象に、被験者をブルーライトカットレンズ(ブルーライトカット率60%)着用期間と非着用期間に分け、就寝前2時間の中で30分以上スマートフォンの作業をおこなった後でオムロン ヘルスケア(株)の「ねむり時間計(HSL-002C)」で寝つき時間などの睡眠の質を計測。「入眠時間」「寝る前のリラックス度」「寝つきのスムーズさ」など眠りにどのような影響を与えるのかの調査を実施。
※ブルーライトカット率の基準はEN基準EN ISO12312-1:2013に基づき算出(ブルーライトカット率は度なしレンズにて算出)

慶應義塾大学医学部眼科学教室
綾木雅彦先生

寝不足もブルーライトの影響が
考えられます。

寝不足や寝ても取れない疲れにお悩みの方のなかには、就寝前にスマートフォンやタブレットを長時間使用しているという方も多いのではないでしょうか。デジタルデバイスの画面から発せられる強力なブルーライトを身体が太陽光だと勘違いしてしまうと、体内時計が乱れて、睡眠の質も低下してしまいます。本来なら朝の目覚めとともに浴びる太陽光と同じくらい強い光を今これから寝ようとするときに浴びるからです。就寝前にブルーライトカットレンズで対策する、スマートフォンやタブレットの使用を控えるなど体内時計の働きと睡眠リズムを守って、より良い睡眠をとって頂きたいと思います。

あらゆる健康に

マウスの網膜の細胞死を抑える効果が判明

ブルーライトカットによって、マウスの視細胞の破壊を防ぐことができると判明しました。

マウスを「光を全て通す箱」、「UV光を遮断した箱」、「ブルーライトカットレンズと同素材でできた100%の紫外線を完全に遮断し、約50%の青色光と一部の可視波長光を遮断した箱」に分け、白色蛍光灯を照射後、網膜への影響を検証。ブルーライトカットをした箱は、他の箱に比べて細胞死を約2/3に抑制し、光を受容する網膜視細胞の厚みを3倍に保ち、光障害を抑制するという結果を得ました。

※ブルーライト研究会が実施・監修 ※この実験はマウス実験で、人体への効果検証を保証するものではありません。この実験から「ブルーライトケア製品」の企画開発・設計に携わる企業を対象とした評価・認証プログラム「ブルーライト研究会認証制度」の基準を満たしたことにより、JINSは制度第一号として「ブルーライト研究会認証企業」の認証を受けました。

参照 Biological effects of blocking blue and other visible light on the mouse retina

• Toshio Narimatsu MD1,2,
• Yoko Ozawa MD PhD1,2,*,
• Seiji Miyake PhD1,
• Shunsuke Kubota MD PhD1,2,
• Kenya Yuki MD PhD1,2,
• Norihiro Nagai MD PhD1,2 and
• Kazuo Tsubota MD PhD2

Clinical & Experimental Ophthalmology
Volume 42, Issue 6, pages 555–563, August 2014